精神科病院

精神科病院ってどんなところ?

 精神科病院とは、精神科疾患の治療施設で、入院施設を伴う医療機関です。精神科疾患とは多岐にわたる脳の疾患および障害の総称であり、統合失調症、うつ病、躁うつ病、認知症、薬物・アルコール依存症、不安神経症、摂食障害、発達障害、人格障害など様々なものが含まれます。近年の統計によれば、全国の病院数9,077のうち精神科病院数は1,076となっており、東京都では病院数681、精神病院数56となっています(平成16年10月1日現在 厚生労働省調べ)。当院は精神病床313床・内科36床の精神科病院です。

こんな症状はありませんか?

●気分がひどく落ち込む
●考えがうまくまとまらない
●何もする気が起きない
●食欲がわかない、急激にやせた
●夜眠れない、逆に昼間の眠気が強い
●音や光に過度に敏感になる
●人と会うと必要以上に緊張する
●イライラする、怒りっぽい
●喜怒哀楽が激しすぎる
●人間関係がうまくいかない
●自分の周りでばかり良くないことが起きる
●他人に悪意を持たれている気がする
●自分のことが噂されたり見張られている気がする
●アルコールがやめられない
●外に出るのがおっくう、ひきこもりがち など

一人で悩まないで……まずは受診を。

 現在、わが国で精神科治療をうけている方はおよそ220万人といわれ、約60人に1人が治療をうけていることになります。皆さんが心の病気に悩まされることは、いつおきても不思議ではないのです。しかし、風邪(内科)や骨折{整形外科)など身体の病気に比べ、心の病気は病気であることを自覚しづらく、悩んでいてもなかなか医療機関を受診できないことが多い傾向にあります。また、世間の偏見や受診すること自体への躊躇いがまだまだ強いように思われます。
 最近では「我慢しないで……」といった内容の、精神科受診を促がすCMが公開されています。実際、治療開始を速やかに行うことが、治癒率を向上させ、安定した状態を保つことにつながります。これはガンの早期発見などと同じように、どんな病気にも言えることです。上記のような症状が現れたら、まずは、当院はじめ医療機関に電話などで相談し、受診をしてください。 もう一人で悩まないで……

どんな症状のときにかかればいいの?

●気分がひどく落ち込む
●考えがうまくまとまらない
●何もする気が起きない
●食欲がわかない、急激にやせた
●夜眠れない、逆に昼間の眠気が強い
●音や光に過度に敏感になる
●人と会うと必要以上に緊張する
●イライラする、怒りっぽい
●喜怒哀楽が激しすぎる
●人間関係がうまくいかない
●自分の周りでばかり良くないことが起きる
●他人に悪意を持たれている気がする
●自分のことが噂されたり見張られている気がする
●アルコールがやめられない
●外に出るのがおっくう、ひきこもりがち など

などの精神的不調を感じたときに加え

●体がだるい、痛い
●疲れやすい
●動悸、息切れがする
●めまいやふらつきを感じる
●下痢や嘔吐が止まらない
●体がほてった感じがする、逆に寒気を感じる

などの体の不調を感じているのに、病院を受診しても異常が見つからないとき……

一度精神科の専門医にご相談ください。

どんな治療をするの?

 精神科疾患には様々な種類がありますが、その治療法は主に「薬物療法」と「精神療法」が中心となります。

「薬物療法」は滅入った気分を改善させたり、不安や緊張を和らげたりするために行われます。いわば「脳に対する内科的治療」です。精神科医の定期的な診察のもと、生理学的・薬理学的な根拠にもとづき、処方調整が行われます。専門の薬剤師が協力し、的確な薬の情報提供を行い、患者様が安心して服用でき、さらに治療効果が上がるように日々努めています。

「精神療法」は、医師が「言葉」によって患者様とやり取りする中で、患者様の置かれた状況や状態を整理して問題点を抽出し、それへの対処法を患者様とともに考えていくことで、苦痛の軽減や生活の改善を図る治療法のことです。
 また、医師の指示のもと、臨床心理士による心理検査・個人/集団への各種心理療法を実施しています。その方の歩んでこられた人生の心理的側面に焦点をあて、特に性格・行動特徴・人間関係の持ち方など一人一人の個性に応じた働きかけを行うことで、患者様自身の内面への洞察の向上・心の問題の解決・症状の改善を目指しています。

 他にも病気の治癒だけにとどまらず、心身ともに健康になり、患者様はもちろんご家族にも不安のない状態で家庭復帰・社会復帰をしていただくための「リハビリテーション」や、単調になりがちな入院生活を少しでも楽しく過ごしていただけるよう、工芸・陶芸・スポーツ・カラオケなどのレクリエーションを行う「作業療法」も実施しています。

 症状が著しく強く、自宅療養に苦痛や困難を伴ったり、身体的な消耗による生命の危機がある時など、積極的な入院治療が必要になることがあります。平川病院の10の施設紹介でご紹介しているように、疾患に応じた様々な入院病棟があります。入院するということは、日常生活から距離を置き心を休めて健康的な生活を送ることにつながり、それ自体が大きな治療効果を持っています。